善徳寺ひろば
2024(令和6)年版
9月14日 秋の法要
秋の法要までにはなんとか過ごしやすくなってほしい。その願いにもかかわらず、当日の岐阜市の最高気温は34.8度。ほぼ酷暑日です。これはお参りも少ないのではないかと危惧していましたが、有り難いことにこのたびも多くの方々にお寺にお越しいただき、本当にうれしく思いました。本堂外陣のガラス戸を全開にしても心地よい涼風が通り過ぎるでもなく、扇風機を総動員しても依然として暑さは厳しい。それでこのたびは、勤行は本堂で、ご法話はクーラーのある庫裡広間で行うことといたしました。はじめての試みで、ご参拝のご門徒の方々にはあちこちと移動していただくことになりましたが、庫裡広間でのお聴聞はまた、いつもとちがう親密感と新鮮さがありました。布教には大阪市から浄徳寺ご住職の三原信隆師においでいただきました。本当に暑いところを遠路お越しいただき、恐縮した次第です。三原先生には、『大経』の第18願成就文にある「聞其名号」というご文をきっかけに、「聞く」ということ、とりわけ南無阿弥陀仏の名号を聞くということの意義を、このたびも優しい語り口で親しくお話いただきました。まことにありがとうございました。
夏の法要となってしまったことを反省して、来年からは9月の最終土曜に開催日を移動せざるをえないなと思った、このたびの法要でした。
5月11日 春の法要
連休明けのおだやかな日に、春の法要をお勤めしました。同法要は、お釈迦さまのお誕生を祝う花まつりと戦没者記念追悼法要を併せたもの。例年どおり、白象と誕生仏を本堂正面に配置しながら、こうした竹と紙で白象などを作られる職人さんも希少になったのだろうなあと思ったことでした。ほんの十数年ほどまえには、当寺からわりと近いところにそうしたお店があったのですが。いまある白象はおそらく昭和30年代ぐらいに新調されたものでしょうが、これからもいっそう大切に使わせて頂かねばなりません。またお勤め後の挨拶には、第二次世界大戦末期には当寺の境内にも防空壕が掘られ、空襲警報が鳴るごとに本堂のご本尊とともにそこに逃げ込んだという叔母のお話を紹介させていただきました。
布教には、このたびも大垣市浄円寺ご住職の富田祐尊師においでいただき、和やかな雰囲気の中で、深いご法話をいただきました。
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