2012(平成24)年版

 

11月7日 記念永代経および同心会婦人会主催報恩講

 昭和初期の本堂火災からの復興を記念しての当山永代経と、男性(同心会)・女性(婦人会)からなる善徳寺門信徒主催の報恩講が営まれました。日置宗明先生には昨年に引き続いてお忙しい中を三重県よりお越し頂き、誠にありがとうございました。このたびも自在な語りによって聞く者を引きつけながら、肝心なところでしっかりご法義に結びつけてゆかれるお話しぶりに安心して聴聞の時間を過ごさせていただきました。

 にもかかわらず、本年は11月13・14日と第35回善徳寺仏教婦人会念仏奉仕団によってご本山へ、その後同月16日に前住職の入院、21日に往生と予期せぬ事態が続き、ついにこの記事もようやく大晦日に記させていただいた次第です。日置先生には誠に申し訳ないことと深謝いたします。


9月11日 戦没者記念永代経

 予期せぬ豪雨で列車のダイヤが乱れるなか、向井了暢先生には早朝から滋賀県守山市から雨を突き抜けておいでいただきました。

私どもがこの娑婆の世界でできることは、最後の最後まで一所懸命生きること。それがお念仏のなんたるかが分かっている人間のやることだろうと、私はそう思うんです。……死んで行く先のことはは仏さんが引き受けてくださるんだから、「そうですかおまかせします」でいいんです。私はそう思っています。……

(向井先生のご法話より取意)

 親鸞聖人の開かれた浄土真宗のみ教えは、自分や世界のうそ・いつわりをけっして見逃さないきびしさがある一方で、阿弥陀仏の本願のはたらきにおまかせすることによって「それでいい、そのままでいい」とゆるすやさしさがあります。常日頃、「こうでなければ、こうあらねば」と、自分を自分で縛ってゆく生き方が評価され強要される世のなかで、このようなことばを聞けることは、本当にすくいです。向井先生にはこのたびも誠に有り難いご法話をいただき、深く深く感謝申し上げます。 


8月1-7日 正信偈の練習と、おさらい会・お楽しみ会

 例年どおり8月1日から6日まで(ただし5日は日曜日につきお休み)の朝7時から40分ほど、正信偈(行譜)の練習をいたしました。一年で一番暑い頃ですが、今年はいくぶんすごしやかったかも。

 練習の合間に、今年は「正信偈」に出る七高僧の筆頭にあげられる龍樹菩薩について、絵本を少しずつ読みながらお話しをさせていただきました。鳩摩羅什訳『龍樹菩薩伝』に拠った奇想天外の伝説と、そうした伝説のヴェールの向こうに垣間見られる、現代もなおその威光のおとろえないすぐれた哲学者・宗教家としての菩薩の実像について、ほんのわずかでもたどってみたのでした。

 7日夕方は正信偈のおさらい会とお楽しみ会。当日のみのご参加も歓迎しますということではじめた、当寺なりの「キッズサンガ」の取り組みです。まだ暑い夕方の本堂で正信偈のおつとめをした後、ゲーム、パン作り、パン焼き、夕食、花火など。ありがたいことに、今年はにぎやかだった去年に増して多くのご参加をいただきました。立秋のこの日は、陽が沈む頃には涼しい風も吹き出して、存分に夏の夜を楽しむことができました。なににせよ、暑い夕方からパンの下準備や炭火おこしから会場の後始末まで、てきぱきとお手伝いいただいた親御さん、婦人会の皆さんには本当にありがとうございました。

   
 

   

 


6月15日 第36回善徳寺婦人会総会ならびに研修会

 梅雨の曇天のもと、心配された雨に降られることなく、快適に会を進めることが出来ました。今回は例年以上に時間的な余裕もなく、レジュメの作成等もぎりぎり当日朝に間に合ったのでしたが、それでも役員のみなさんのおかげで、とどこおりなく日程をこなすことが出来ました。遠近より貴重な時間を割いてご参加いただいた会員の方々も、まことにありがとうございました。
 研修会では、さきごろ本願寺から出版された『拝読 浄土真宗のみ教え』の内容についてお話しさせていただいたり、『正信偈』を練習した後、ご講師の高田篤敬師からご法話をいただきました。いつものように滑舌なめらかにわかりやすく、充実したお話しをいただくことができました。ありがとうございました。

 

 


 

1月4日〜7日 当山報恩講(含準備)

ご絵伝第三幅の第三段()と第四段()。『御伝鈔』第九段の場面を描いている。このうち第三段は親鸞聖人が御輿に乗って越後へ出立されようとする場面。第四段は法然上人が土佐へ向かうために御輿に乗ろうとされる場面。
 

 借り物競走をしているようなあわただしい日々をすごした2011年から、2012年へ。そして年が明けてさっそくはじまる当山報恩講。寒空のもとでではありましたが、おかげさまで無事にとりおこなうことができました。4日から早々にお世話いただいた役員・お取り持ちの皆さん、遠近各地から御参拝いただいた皆さん、そして東大阪市からおいでいただき熱心にご法話を語っていただいた布教使の濱畑僚一先生などなど。こうした方々のおかげによって、本年も活気ある報恩講がつとまりました。心からお礼申し上げます。

 本年の報恩講は、近い将来に当山で勤修する親鸞聖人750回大遠忌法要に向けて、このたび制定の音楽法要を試みたり、あるいは本堂改修および耐震補強工事を推進させていただきたい旨を御参拝の方々に口頭でお願い申し上げたりと、あらたな試みと課題に踏み出すものでありました。ごくささやかな歩みでありますが、これを機縁に有縁の方々とともに多くのことを考え、学び、そして浄土真宗、仏教、真宗寺院について新たな意味や可能性を見出していければありがたいな、と思っています。

行事次第:

1月4日午前 報恩講準備 お華束づくり
  5日午前   〃     お華束づくり、幕張り、おとき準備、他
  6日終日 報恩講当日
          10時 勤行・布教
          12時 お斎とき(食事)
          13時半 勤行・御伝抄拝読・布教
          18時 勤行・布教
  7日午前・午後 報恩講
          10時 勤行・布教
          12時 お斎
          13時半 勤行・布教

ご講師: 大阪府東大阪市 本願寺派布教使 濱畑僚一師

写真記録:

4日:報恩講準備(お華束づくり)

 

5日:報恩講準備(お華束づくり、おとき準備、幕張り、会場設営、内陣荘厳など)

 
写真に関しては、今年は特に小さな記録係に任せきりでした。

6日〜7日:報恩講当日

濱畑僚一先生のご法話

 

 報恩講の最中にも法務があってなかなか腰を落ち着けることが出来ませんでしたが、それでもつとめて濱畑先生のご法話を聴聞させていただき、新年からお念仏のご縁にあわせていただくことができました。当山報恩講については、ここ数年は大野孝顕先生にお世話をいただいて、毎年、大阪の「行信教校」という浄土真宗の教学を研鑽する機関にご縁のある布教使の方々においでいただけるようになりました。有り難いことです。本年の濱畑先生は当山に初めてお越しいただいたことですが、やはり「行信教校」でつちかわれた確かなお念仏の風光を岐阜の地に届けていただきました。親鸞聖人のお手紙をもとに、無常の世にあってお念仏をいただく生き方を、ときにはご自身の浄土真宗との出会いについてもまじえながら、情熱をもってお話しいただけました。濱畑先生には、新年早々にお忙しい中おいでいただき、誠にありがとうございました。今年もまた有縁の方々とともに求法のあゆみを続けさせていただきたいものです。

 


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