ぜんとくじひろば
2007(平成19)年版
6月27日 当山第31回仏教婦人会総会並びに研修会
梅雨のさなか、総雨量はまだそれほどでないけれども、いったん降り出すと終日雨の日もある頃ですが、さいわいこの日は晴天が天気予報で約束されていました。でも、ついでに、今年一番の暑さになるとの予報もだされていて、最高気温は33度ほどになるとか。高湿高温では、おいでいただいた皆さんに申し訳ないなあと心配しながら、いつもより余分に冷茶を用意してのぞんだのでした。さいわい、たしかに気温は高くなりましたが湿度は低く、思いのほか本堂は快適でしたね。とはいえ、遠近からご参加の皆さんには暑い中おいでいただき誠にありがとうございました。婦人会役員の皆さんには朝早くから本当にテキパキと準備等をこなしていただき、うれしく、また頼もしく思ったことです。おかげさまで円滑に会が進みました。ご講師の服部明正先生には遠路おこしいただき、味わい深いご講話をいただき、誠にありがとうございました。
2007(平成19)年度第31回善徳寺仏教婦人会総会並研修会
テーマ 浄土真宗のみ教えといのち
講師 服部明正師(上石津町、正光寺ご住職)
プ ロ グ ラ ム
10:30 受付
10:40 1.開会式
1. 開式のことば
2. 勤行(讃仏偈)
3. 住職あいさつ
4. 仏教婦人会綱領(唱和)
11:00 2.善徳寺仏教婦人会総会
1. 会長あいさつおよび18年度行事報告
2. 会計決算報告
3. 会計監査報告
11:25 ……………休憩………………
11:40 3.研修会
1. 仏教讚歌
2. 浄土真宗の心得:お仏壇のものがたり
12:10 …………昼食・休憩…………
13:00 4. 講話 服部明正師
14:45 5. 質疑応答
14:55 4.閉会式
1. 会長あいさつ
2. 恩徳讃
3. 閉式のことば
15:00 解散
服部明正先生 |
研修会風景 |
「『死ぬのはかなわんな』と、おっしゃるおばあさんがおりましてな……わが後生は阿弥陀さまが引き受けてくださるとおまかせするほかはないですな。……お聴聞を重ねることによって、『今日まで生かさせていただいてありがとう』といえるようになるのですな。……」(服部先生のご法話より取意抜粋)
服部先生には、ご自身が経験されたお身内との別れなど具体的なお話をいただきながら、生死を引き受けたうえでいのちを喜べるのが浄土真宗のみ教えであることを、ほがらかに、またときにはしずかに深く、お話しいただきました。
1月4日〜7日 当山報恩講(含準備)
元旦以来、比較的おだやかな天気が続いていましたが、この季節のことです。いったん冷たい寒気が入り出すとそれまでの暖かさがうそのように去り、雪が降り出します。今年の報恩講は一日目の夜あたりから雨が降り出して、二日目の朝は予想を超えた雪をいただきました。しかし、その雪も午前中には止んで雨に変わり、ありがたいことに少し積もった雪も溶けて参拝の方の帰路を確保してくれたのでした。それでも寒さのなか、雪のなかの出にくいところをおいでいただいた方々にはまことにありがとうございました。役員の皆さんには4日の準備から7日夕方のあとかたづけまで、毎年のことながら本当にお世話になり、ありがとうございました。また昨年からご縁をいただいた大野孝顕先生には、本年も熱くご法話をいただき、心からお礼申し上げます。ご参拝の方々、役員の方々、布教使の大野先生、の、皆さんの一生懸命が集まって充実した報恩講とさせていただけことを、特に感じ、有り難く思わせていただいたご縁でした。どうかまたのご法縁にも、どなたも足を運んでくださいますよう。ともに聴聞し、ともによろこび、ともにお育てをいただきたいものです。
行事次第:
1月4日午前 報恩講準備 お華束づくり
5日午前 〃 お華束づくり、幕張り、おとき準備、他
6日終日 報恩講当日
10時 勤行・布教
12時 お斎とき(食事)
13時半 勤行・布教
18時 勤行・御伝抄拝読・布教
7日午前・午後 報恩講
10時 勤行・布教
12時 お斎
13時半 勤行・布教
写真記録:
4日〜5日:報恩講準備(お華束づくり、おとき準備、幕張り、会場設営、内陣荘厳など)
4日:例年どおり、お華束を作りから
報恩講準備は始まります。5日:一日寝かしたものを整形し
色を施してお華束が出来上がり。
5日:調理場はおときの準備 |
本堂などではお掃除や会場設営 |
5日午前はまだ暖かい陽射しがありました。 |
おかざりの仕方についてあれこれ言いながら、 |
6日〜7日:報恩講当日
大野孝顕先生
6日午後の法座より
7日朝は予想以上の雪が降り、 |
「真実はお浄土で忽然とじっとしているわけではありませんよ。それは、お経のことばとなり、なんまんだぶつのお念仏となって私にはたらくのです。……智慧のお念仏となって来る、如より来るのです。私がとなえるなんまんだぶのお念仏は、如来さまが私においてはたらくすがたです。……」
「人から見捨てられることもつらいですが、もっとつらいのは、自分を自分で見限り、見捨ててしまうことではないでしょうか。……でも、『お前は自分を自分で見捨てるかもしれんけれども、私は決して見捨てません。お浄土に迎え入れて必ずほとけのさとりを得させます』というのが、阿弥陀さまのご本願なのです……」(大野先生のご法話より取意抜粋)
大野先生には、たくさんの笑いとともに、たくさんの聞くべきことばを聞かせていただきました。聴聞するお同行がたと一緒になって深く深くうなずき、気づく貴重な経験を得させていただくことができました。本当に熱心にお念仏のみ教えを伝えていただいて、聞く私たちの口々にお念仏がおのずと漏れ出たのでした。まことにありがとうございました。またのご縁を心からお待ち申し上げます。
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