2011/03/14 大震災: 11日午後2時46分。ご門徒のお宅で二七日のおつとめをしていたとき、音もなく異様に長い周期の横揺れが長く続きました。突然のめまいに襲われたのではないかと思い、お勤めを終えるまでは何とかしのごうと思っていたら、おまいりの奥さんの口から「地震」ということば。それでようやく気がついた、というのが、岐阜市における私の感じ方でした。それからただちにどこか遠くで大きな地震が発生したことを察知し、とても不安な気持ちになったのでした。
災害を伝えるニュースはどれも痛ましく、胸が張り裂ける思いがします。火宅無常の世の悲惨にうろたえるほかありません。しかしうろたえつつも、支え支えられながら、前に進まねばなりません。
ともかく各方面で義援金の動きが出ているようです。本願寺もその窓口の一つとなっているようです。
2011/02/10 凪の情況: あいかわらずどたばたの毎日には変わらないものの、ここのところ気分的にはおだやかな数日を過ごしております。とくに昨年夏から五時台から四時台に起床しないことにはどうにも仕事が間に合わなかったのにくらべて、このごろは六時半前後の起床。ずいぶん寝坊をしています。余裕のあるうちに、すこし近況報告を。
昨年六月に思い切ってメインのPCの環境を更新したのは「目に優しい環境」をつくるためでした(別名「老眼対策」ともいう)。PCはショップブランドの型落ちの廉価品。今度のものは普通に熱対策のファンが付いていましたが、ハードディスクのシーク音がごく小さいこともあって、お世辞にも高級そうには見えない筐体にもかかわらず大半の使用状況では騒音はほとんど聞こえません。
ただし今回は、以後のことを考えればOSをそれまでのWindows XPのままにするわけにはいかず、やむなくWindows
7としたので、よけいに手間暇がかかりました。Word等のアプリケーションソフトも従来使用のものから最新のものに換えざるをえず、必要に迫られたものから、しぶしぶ対応していきました。最後に残ったのがホームページ作成のソフト。従来使用のFront Page(Ver.1)から同じMS社製のExpression
Web
4へ移行しても問題がないようであることがおぼろげながら分かっても実際に導入するのがおっくうでおっくうで、約一週間前にようやく作業を終えたのでした。実際のところ、以前に作成のWebデータはまったく問題なく使えたのですが、新ソフトで新たにサポートされた機能が使えるようになるのはいつのことやら。ともかく、これでようやくPC移行作業がほぼ完了したのでした。やれやれ。
折々にご門徒の皆さんへお配りするさまざまな文書のいくつかをまとめて文書版「無盡燈」にしたのが、一昨年の冬。A3裏表を使って、色刷りの新聞らしきものが、ようやく手元でできる環境になりました。今後は文書版で書いた記事をすこしずつウェブ版でもアップしてゆくことを考えています。
「生死に暗い」ということをこの雑記帳に落書きしてから一年以上がたってしまいました。その感触はいまも全く変わりません。けれどもこのごろは、その「知らない、知りえない」という切実な思いこそが、じつは大きな手がかりとなるのではないか、ということを繰り返し思っています。私が生死について、いのちについて思惟できること・思議できることはほんの一部に過ぎない。しかしそのことは裏返せば、生死・いのちは私の思惟の及ばない深さと広さを持っていることを示唆します。凡夫の私が見限ってしまいがちな自分のいのちについて、その不可思議な深さと広さを指し示してもらえるもの(の一つ)が浄土真宗の教え、仏教の教えであり、またそのことを身をもって味わうのがお寺の本堂やお家のお仏壇で阿弥陀仏のまなざしに見返されることなのではないか。そんなことを、今後とも少しずつ思案してゆきたいと思っています。
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付け足し: アバターとアヴァターラの距離(2004/3/13)