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付け足し: アバターとアヴァターラの距離(2004/3/13)

2001/2/21 開設して一年になりました。
 
善徳寺ホームページ「無盡燈」を開設して、今日でちょうど一年が経ちました。当初思い描いていたほどに内容を充実させられなかったことは残念ですが、ともかく一年間継続できたことをうれしく思っています。これも日頃当ホームページを御覧いただいている皆様のおかげです。心からお礼申し上げます。ありがとうございました。

金華山(329m)の上に建つ岐阜城。
山も春めいてきました。

 二年目に入るにあたっては、もうすこし親しみやすい内容の記事も増やして行くことを考えています。今後ともおつきあい下さいますよう、よろしくお願いいたします。

 ようやく春の兆しをほのかに感じる陽気になってきましたが、まだまだ寒い毎日です。春が待ち遠しいですね。

 

 

 


2000/12/16 20世紀も残すところあと半月となりました。
 
とはいっても、世紀の変わり目ということにそれほどの感慨は起こらないのですが、皆さんはいかがでしょうか。近況に感じたことなどを落書きしてみます。

その一: 先日、あるご門徒のお宅へ伺ったときのことです。30代前半の男性の方が、こんなことを言って下さいました。「お寺の本堂に行くと、そこだけが時間が止まっているように思われる。いつもお寺の本堂にお参りに行くたびに、自分が子供のときにお経を習いにいった本堂と全然変わってないことを感じる」と。これは素直にうれしく思いました。ご門徒の方や近隣の方が、寺の本堂をこのようになつかしく、親しく感じていただけるというのは、うれしいことです。ただ、寺の内側に生活してみると、借り物競走のようにどたばた、あくせくした毎日であったりするのですが。

その二: 近頃話題の、IT戦略会議によるIT基本戦略。その公開資料を見てみると、ほんまかいな、などとおもってしまう目標が書いてあります。いわく、

1.競争及び市場原理の下、5年以内に超高速アクセス(目安として30〜100Mbpsが可能な世界最高水準のインターネット網の整備を促進することにより、必要とするすべての国民がこれを低廉な料金で利用できるようにする。(少なくとも3000万世帯が高速インターネットアクセス網に、また1000万世帯が超高速インターネットアクセス網に常時接続可能な環境を整備することを目指す。)
2.短期的には、1年以内に有線・無線の多様なアクセス網により、すべての国民が極めて安価にインターネットに常時接続することを可能とする。これに必要なあらゆる手段を速やかに講ずる。

 30〜100Mbpsの速さなんて、ちょっと想像もつきませんね。また、平成7年の国勢調査の時点での日本全国の総世帯数がおよそ4410万世帯ほどということですから、4000万世帯が高速以上の常時接続環境によってインターネットにつながるようにするという目標は、相当高いものといえるのではないでしょうか。ちなみに、今年2月に本ホームページを立ち上げたのは、このように数年後に日本人の過半数がインターネットを利用するようになったとして、その時点で一からホームページを作り出そうというのは、気力的にも体力的にも時間的にもおそらくはきついだろうな、という思いを持ったからでもあります。

その三:あるお通夜でのこと。読経が終わり、ごく短い話をさせていただいていると、突然、参列者の誰かの携帯が鳴り出しました。着メロです。どうやら携帯の持ち主は60代ほどの男性の方のようで、そしてその着メロの曲は...聞き覚えのある...これは、ウクレレ漫談で有名な牧伸二の、あのメロディーのようです。
 話をしながら心配になりました。その男性は早く着メロを止めようと背広の内ポケットをまさぐり、携帯を取り出そうとしているのですが、なにしろあわてていて、なかなか取り出すことができません。そのうちに、曲はサビの部分にさしかかろうとしています。
  ♪あーああやんなちゃった。あーああおどろいたー
 幸い、このフレーズがお通夜の場に流れることはありませんでしたが、危ないところでした。携帯電話の着メロ、気をつけたいものです。 


2000/10/13 なしくずし的に公開していこうと思います。
 今年二月に未公開の私家版という形でホームページを立ち上げて、はやくも8ヶ月が経とうとしています。当初は、内容がある程度充実したら晴れて正式に公開を、と頭に描いていたのですが、実際はどうもそうはいかないようです。なんのことはない、いまのペースでは、いつになっても公開のふんぎりがつけないと感じたので、いっそのこと、なしくずし的に公開していこうと思った次第です…(^^;

 実は、これまでも未公開としながら、リンク先の浄慶寺さんや「浄土真宗『門徒ひろば』仏事相談」さんには当ホームページにリンクを張っていただいており、また8月半ばごろには、試験的にいくつかの検索エンジンに登録も試みており、すでになしくずし的公開の方向に向かっておりました(検索エンジンに関しては、gooとかinfoseekとかExciteといったロボット型の場合、トップページにフレームを使ったホームページについては、登録に際してちょっとした細工が必要なようです)。したがって今後徐々に公開をしてゆきますといっても、具体的には、検索エンジンに改めて登録をしなおしたり、いくつかのサイトに当ホームページのアドレスを通知・登録したり、といったことをするまでで、これまでと特段に変わったことを始めるわけではありません。従来どおり試行錯誤をくりかえしながら、すこしずつ内容を充実させてゆこうと思っています。

 なにはともあれ、これまで「無盡燈」にアクセスいただいた方々には、まことにありがとうございました。今後ともおつきあい下さいますよう、よろしくお願いいたします。


 2000/9/21 浄土真宗『門徒ひろば』仏事相談」にリンクさせていただきました。
といっても、もう三週間も前のことになるのですが...
 仏教や真宗の教えやさまざまな仏事について、末寺のホームページはどれだけ内容を整備したらよいのか、あるいはすべきなのか。これはなかなかなやましい問題のように思われます。極論すれば、自らは記事を書かずにインターネット上の有用な記事にリンクを張るだけのホームページもありうるし、逆に自前の記事のみでホームページを充実させるという立場を貫くことも考えられます。まあ、結局はホームページ作成者がそれぞれ思うようにすればいい、ということに落ち着くのでしょうが。
 しかし実際問題、個々の末寺のホームページが単なるリンク集に終わるのでは味気ないし、逆に末寺のそれぞれが別個にこれらの記事を充実させるのは大変なことです(また、せっかくインターネット上にある有用な記事を省みないのも、もったいないことのように思われます)。

 真宗の仏事作法についてインターネット上に公開されている記事をすこし拝見させていただいたなかで、関東地方でご活躍の本願寺布教師の方が作っておられる「浄土真宗『門徒ひろば』仏事相談」が、質量ともにすぐれているように思われました。仏事に関しては、各地方によって少しずつ差異があるのでしょうが、それにしてもこれだけの内容を充実させることは大変なことです。
 本ホームページでは、真宗の仏事に関しては、まずはこの「浄土真宗『門徒ひろば』仏事相談」にリンクさせていただくことによって充実させていただくことにしました。幸い、「浄土真宗『門徒ひろば』仏事相談」作成者の「電脳山金勝寺」様には、当方のリンクのお願いをご快諾してくださいました。浄土真宗のご門徒としてふさわしいお仏壇、お墓のあり方から、法要、葬儀などの作法・次第その他もろもろが実に懇切丁寧に解説されています。ぜひ「浄土真宗『門徒ひろば』仏事相談」を御覧になってください。
 今後とも、本ホームページでは、仏事相談に限らず、有用と思われるインターネット上の記事については積極的に利用させていただきながら、同時に末寺のホームページとしての個性も出していけるようにしたいと思います。

 やっと秋風がふくようになり、過ごしやすい季節になってきました。

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