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付け足し: アバターとアヴァターラの距離(2004/3/13)


2000/8/26 榎本栄一さんという人
 
ほぼ週替わりで掲示しているトップページの法語ですが、このところずっと榎本栄一という方の詩を引用させていただいています。ごくふつうの世間人として生活を送られるなかで、真宗の信心をいまのことばで表現されているところに、魅力を感じてのことです。初めは、楠恭『妙好人を語る』(NHKライブラリー111、2000年刊)という本に紹介されているものをいくつか引用していましたが、後に丸善のインターネットサービスを利用して榎本さんの著書のいくつかを購入しました。それらの著書には、榎本さんの略歴は次のように紹介されています。

明治36年     淡路島に生まれる
           5歳の時、父母とともに大阪に出て、西区で父母が小間物化粧品店を開く。
           15歳 高等小学校卒業、父死亡。
           19歳 病弱なりしが母と家業に精を出す。
昭和20年3月   大阪大空襲でまる焼け無一物になり、家族七人淡路島へ逃れる。
昭和25年2月   東大阪市の高井田市場で化粧品店を開業。
昭和54年12月  76歳、閉店廃業。
平成10年10月  94歳、逝去。

 浄土真宗の信心の目に映る風光を詩に託して表現されだしたのは、60歳を過ぎてからであるとのことです。今週引用の「ふかくなり」という詩は『難度海』というタイトルの本にあるもので、ちょうど市場が閉ざされ、化粧品店を廃業せざるを得ない状況に追いつめられてゆく昭和54年のものです。

 ところでいつまでこの暑い日々は続くのでしょうか。岐阜では、前回の雨がいつだったのか忘れてしまうほどの晴天続き。毎晩の熱帯夜は、さすがにこたえますね。お身体を大切にお過ごしください。


2000/8/20 無量寿経の梵語テキストをアップしました。
 
梵文無量寿経の電子テキストをアップロードしました。もしもお待ちいただいた方があったなら、アップロードが大変遅れたことをお詫びいたします。といっても、アップロードできたのはテキスト形式のファイルのみで、ユニコードに変換したdoc形式のファイルはまだこれから置換作業などをすることになります。実際に役に立つのはテキスト形式のものと思われますので、なにはともあれ、これだけでもアップロードしました。
 無量寿経については分量的にも多く、思わぬ誤記などの不備があるかもしれません。お気づきの方、お手数をおかけしますが、ご一報いただければ幸いです。


2000/8/10 夏休みおすすめサイト2
 
夏の風物詩の一つに花火がありますね。岐阜市では毎年、7月の最終土曜日と8月の最初の土曜日に、長良川河畔で花火大会が催されます。初めのものは中日新聞、後のものは岐阜新聞と、どちらの地元の新聞社が主催して、金華山のふもと、鵜飼いが行われる長良川の河原で行われます。どちらも結構盛大なもので、会場にまで足を運んだ人は、花火が山麓を焦がし、川面を彩り、地を鳴らすのを堪能することができます。しかし大変なのは花火が終わってから家路にたどり着くまでの長い混雑した道。なかなか子供連れで見に行こうとは思えません。今年も例年のように、家から遠巻きに花火を眺めて、それで満足しました。
 それはともかく、ちょっと調べてみると、インターネット上でもこんな花火大会が催されていました。実物の迫力にはとうてい及びませんが、すこしは花火の風情を味わうことが出来るかもしれません(なお、この花火大会を見るためには、「マクロメディア・フラッシュ」という無料のプラグインをインストールする必要があります。花火大会のページの左にある「Frash」と書かれたバナーをクリックすると、簡単にインストールすることができます)


2000/8/5 夏休みおすすめサイト
 
暑い日が続きます。昨晩はひさびさの雨のおかげで気温が下がりましたが、それまでは連日寝苦しい夜で、睡眠不足気味でした。皆さんも夏の疲れが出てきた頃ではないでしょうか。こんなときは車に乗っていてもついつい注意が散漫になります。どうか気をつけて下さい。

 来週後半からはいよいよ盆休みに入られる方も多いことと思います。当然の事ながら寺に盆休みはなく、寂しいかぎりですが、それはともかく、夏のちょっとした余暇に、こんなホームページはいかがでしょうか。リンクをたどると、凝った人はまだまだいるようで...


2000/7/31 暑中お見舞い申し上げます。
 
「岐阜は山が多いから、夏は涼しくて過ごしやすいでしょう」
岐阜県外の人とお話ししていて、このような言葉を聞いたことは2度や3度ではありません。
 とんでもない! たしかに岐阜県は山地が多く、飛騨地方や奥美濃方面あたりは涼しいところもあるでしょう。しかし南部にひろがる濃尾平野は山の冷気とは無縁のところ。海からも遠い内陸の岐阜市近辺の夏はひたすら暑い、暑い。岐阜地方が日本中で一番暑かったという日が、毎夏、何日もある土地なのです。
 今年も既に、7月24日の岐阜地方の最高気温は38.3度で、これが当日の日本中の最高気温でした(ちなみに、その日の各地の温度は、福島市37.7度▽埼玉県熊谷市37.4度▽長野市、松本市36.9度▽東京34.9度とのこと)。
 また、岐阜地方気象台というのは、当寺から南西方向に直線距離にして3、400メートルほどのところ、加納小学校の南に隣接するところにあります(このあたりも、もとは加納城の敷地だったとのことで、実際、岐阜地方気象台の石垣は当時のものが使われています)。したがって地方気象台発表の最高気温は額面通りに受け取らなければならず、いつも岐阜地方が日本中で一番暑かったなどと聞くと、それだけでぐったりしてしまいます(^^;。

 ともあれ、いよいよ明日から8月。例年からすれば、夏の暑さもこれからが本番。岐阜にお住まいの方も、そうでない方も、お身体ご自愛ください。


2000/6/17 もう一月たってしまいました。
 
一月ぶりの「雑記帳」の更新です。一ヶ月など、すぐに過ぎてしまうものですね。
 
「無盡燈」を開設してほぼ4ヶ月、いまだに浄土真宗や仏教についての簡単な手引きとなるようなコーナーを充実させることが出来ません。インターネット上の種々の検索エンジンなどに自主登録して一般公開するまでには、なお時間がかかるもようです。もちろん、内容を完備させてからでないと公開できないというわけではありませんが、せめて浄土真宗の概要ぐらいはある程度かたちを整えておきたいと思っています。夏の終わりには公開のめどが立っているようにしたいものです。
 「無盡燈」は、いまのところ、友人・知人や、一部のご門徒の方々に「こんなものを作りかけています」と紹介させていただいているだけなのですが、それにもかかわらず、月参りなどの折に「ホームページを見た」と言っていただけることがあり、ありがたく思います。
 
大無量寿経梵語原典の電子テキストの方も、少しずつ入力済みデータを訂正しています。
 


2000/5/17 梵文阿弥陀経の電子テキストを公開しました。
 
「無盡燈」の引っ越しなど、しばらく通信環境の変更に煩わされていました。「無盡燈」のURLアドレス変更は、ホームページのサーバーを別会社のものに変更したことに伴うものです。インターネットへの接続環境が日々改善されつつあるのを見越して、プロバイダーに依存しない、レンタルサーバーあるいはホスティングサービスと呼ばれるサービスを利用することにしたからです。また、これによって最大50MBまでのHPデータ使用が可能になりました。ともあれ、当方の都合によりURLアドレスを変更させていただいたことをお詫びいたします。

 さて、引っ越しも済んで落ち着いたところで、阿弥陀経の梵語原典をアップロードしました。阿弥陀経といえば、鳩摩羅什くまらじゅうによる漢訳が親しまれていますが、その原文はインド語の一つである梵語(サンスクリット語)で伝えられています。いまではこの梵語原典からの和訳も容易に手にすることができます(『浄土三部経』岩波文庫など)が、原文となると、一般にはなかなか眼にすることができません。梵語仏典の電子テキスト化は専門の研究者にとって最も価値があることに間違いはありませんが、お経の原文というものがどんなものであるか知りたい人は誰でも簡単に見ることが出来るようになることも、また意味のあることではないかと思います。
 残念ながら、技術的な制限から、テキストファイルをダウンロードする形ではなく、ウェブブラウザーに表示させるものとなりました。テキストを利用される方は、ブラウザーのファイル保存機能を使って保存、ご利用下さい。また、テキストに関して何かお気づきの方、メールにてご一報いただければ幸いです。
 梵文テキストについては、さらに大無量寿経についても準備中です。入力ミスなどが訂正され次第、いずれ公開したいと思います。

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