(浄土真宗本願寺派法性山善徳寺2001年度報恩講記録)

2001(平成13)年1月4日〜7日


報恩講ほうおんこうとは 

 報恩講は宗祖親鸞聖人のご命日をご縁に、その恩徳をたたえ、お念仏のみ教えを聞かせていただく法要であり、浄土真宗の寺院にとっても、ご門徒にとっても、一年を通じて最も大切なおつとめです。

  親鸞聖人御在世当時、お念仏を喜ぶ人々の間では、法然上人のご命日にちなんで「二十五日のお念仏」として念仏の集会がつとまっていました。親鸞聖人が往生されると、聖人を祖師と仰ぐご門徒方は、これを親鸞聖人のご命日に合わせて毎月二十八日に念仏の集会を開くことにいたしました。これが報恩講のはじまりで、その後、親鸞聖人の33回忌にあたり、第三代覚如上人はこの集会を「講」と称し、聖人のご恩に報いる講という意味で「報恩講」と名づけ、毎年法要が営まれることになりました。 

 親鸞聖人のご命日は旧暦11月28日であり、本山(西本願寺)では、これを太陽暦にあらためて1月16日とし、1月9日から16日まで御正忌報恩講が営まれます。一般の真宗寺院では、本山の報恩講より早めにつとめることが多く、したがってこれを「お取り越し」とか「お引き上げ」といいます。

 当山(法性山善徳寺)では本年も1月6日から7日にお取り越しの報恩講をいとなみ、それに先だって4日・5日に報恩講の準備をご門徒方にお世話いただきました。


日程

1月4日午前 報恩講準備 お華束づくり
  5日午前   〃     お華束づくり、幕張り、おとき準備、他
  6日終日 報恩講当日
          10時 勤行・布教
          12時 お斎とき(食事)
          13時半 勤行・布教
          19時 勤行・御伝抄拝読・布教
  7日午前・午後 報恩講
          10時 勤行・布教
          13時半 勤行・布教 

*本年の布教は滋賀県彦根市の福田正朗師にお世話になりました。


記録

1月4日 報恩講準備 お華束けそくづくり
 報恩講前々日の準備は、本堂内陣のご本尊(阿弥陀仏)や宗祖(親鸞聖人)へのお供物のひとつ、お華束を作ることから始まります。

お華束づくり1:まず米粉に水を加えつ
つ、こねてゆきます。ねばりが出たら手
のひら大にちぎり、蒸籠のなかに入れ
ます。
2:蒸し上がったものを臼に
移し、つきます。要するに、
米粉で餅を作るわけです
ね。
3:つき上がったもちを、今度は米粉を
まぶした机の上でこね、棒状にします。
4:棒状の餅とともに、傘形の餅を作っ
たところで、この日の仕事は終わり。
出来上がった餅は一晩寝かせます。

 

1月5日 報恩講準備 お華束づくり、おとき準備、幕張り、他

5:一晩寝かせた餅を、いよいよ
お華束に仕上げてゆきます。ま
ず棒状の餅を1センチほどづつ
に切って分厚いコイン状にしま
す。次にこのコイン状の餅を間
隔を開けながら串に刺してゆき
ます。
6:餅を刺した串と串を土台
の上で組み合わせます。その
上に傘状の餅を上に載せ、
色粉で模様を付けて完成!
6:出来上がったお華束はこのよう
に供えられます。お華束とともに、
菓子、ミカンが供えられています。
内陣のお飾りはこれで済みました。
写真は宗祖(親鸞聖人)へのお供え。
炊事場では六日昼に出される
おときが調理、準備されてい
ます。
屋内では受付場所の設営が完了し、
外では、玄関に幕が張られだします。
本堂も幕や提灯で飾られ、報恩講の
準備が整いました。

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